
こういう疑問ありますよね。
結論
ロードバイクの魅力は遠くへ行けるのはもちろん自転車が軽いので坂道を登ることができます。有名なロードバイクレースでもヒルクライムは人気の区間であり、重力との 過酷な戦いに勝った先に素晴らしい景色と達成感があります。
この記事ではヒルクライムの魅力とヒルクライムをする前に知っておいて欲しい注意点をお伝えします。
ヒルクライムの魅力
Photo by Graziano De Maio on Unsplash
ヒルクライムとは坂道や峠をロードバイクで登ることです。 世界中でヒルクライムの自転車レースが行われていてサイクリストにとってもメジャーなものとなってきています。日本ではアニメ弱虫ペダルの主人公である小野田坂道がヒルクライムの才能を発揮してストーリー内で活躍するというシーンがあり、ヒルクライムに憧れてロードバイクを始める人もいるくらいなんです。
重力に逆らって坂道を約10kgのロードバイクと一緒に登っていくのはかなり過酷ですが、登ったときの達成感や頂上での景色、数をこなしてくごとに感じられる成長はヒルクライムでしか味わえない醍醐味です。
そんな素敵なヒルクライムをぜひ皆さんも体験してみてください。
ではここからヒルクライムに必要な情報をお伝えします。
ヒルクライムでの注意点
ヒルクライムは多少のリスクがありますので安全性を最優先に考えて事前準備を行ってください。軽装備で行くと対処ができません。
ヒルクライムは登山と一緒
ヒルクライムのほとんどが人の少ない峠です。お店や自動販売機すらありません。万が一に備えてロードバイクを修理できる環境と補給食と水分を必ず持っていきましょう。工具がないと故障したときに自力で帰れなくなります。最低でもマルチツールとパンク修理工具を持ち歩きましょう。
ヒルクライムはものすごいエネルギーを使う
ロードバイクは有酸素運動で個人差はありますが平坦で心拍数100-120くらいなのに対し、上り坂になると心拍数は150を越える状態になります。呼吸は荒くなり、筋肉は乳酸が溜まります。
ここで注意するべきことは足の攣りと熱中症です。この両方を防ぐには水分補給とナトリウム(塩分)を補給することが重要です。また前日に寝不足だったりするとかなり厳しいことになります。
峠はコンディションがさまざま
ヒルクライムで登る峠はさまざまな場所があります。名所もあるのでまずはそこからいくのが良いですが、道が狭く車の交通量が多かったり崖崩れが起きていたり枝が落ちてたり、熊やイノシシなどの動物による被害も想定されます。いかに安全に登れるのかと判断して準備が必要です。熊よけの鈴や自転車のベルは絶対に装備しましょう。
下りがめちゃくちゃ寒い
登りでかなり体力を消耗するので下りはめちゃくちゃ天国に感じます。しかし汗をかいて時速40km以上のスピードで下ることになるのでかなりの風が体を冷やします。天候や峠にもよりますが深い森なので日光が遮られている区間もあり、真夏以外は下りきったところで震えることもありました。そんな時にはジレというノースリーブのウィンドブレーカーが売っているので1枚バッグに入れておきましょう。冬場は長袖のジャケットが必要ですね。
首都圏おすすめの峠
首都圏でおすすめの峠をご紹介します。僕が実際に行ったことのある峠なのでこれを読んでいる方でおすすめがあればぜひコメントください。
大垂水峠(初級)
高尾山口駅から相模湖に抜ける峠です。激坂はないもののジワジワと続く坂道が初心者のメンタルを削っていきます。ベテランたちはアウター(フロント重いギヤ)でガシガシ登っていきます。高尾山口駅からスタートでもいいですが、八王子駅まで輪行してちょっと平坦を走った方が足が温まって良いトレーニングになります。帰りは道志みちに出て橋本駅方面まで出てくると輪行で帰れます。
風張峠(中級)
都民の森へとつながる峠。軽い気持ちで会社の先輩に連れて行かれ泣きをみた峠です。絶対に都民の森というネーミングに親しみを感じてはいけない。
五日市駅まで輪行していくのがおすすめ。長い道のりを程よいアップダウンで進んでいき徐々に体力を奪っていきます。後半はこれから登っていく道が高いところに見えてしまう区間に入り常に10%以上の激坂が待っています。登り切ったら美味しいお団子が食べられます。3日間ほど筋肉痛で寝込みますが山に確実に強くなれます。
足柄峠(中級)
神奈川のラスボスという名前がついている足柄峠。入り口の坂道でギヤ足りなくなります。峠って途中下りもあって休めますが、ここは永遠と登っていたイメージです。後半15%越えの坂しかありません。ランニングコースとしても名所なのでランナーとの接触にご注意ください。
和田峠(上級)
八王子の奥地にある和田峠。家はほとんどなく車も山の管理人さんの軽トラしか通らないほぼ無音の深い森。ウネウネと平気で15%越え斜度のつづら折りが精神を削っていきます。ここでクリートのネジが緩んでいてペダルから靴が外れなくなり必要な工具がなくかなり困難な状況を体験しました。ヒルクライムを極めたいサイクリストさんはぜひこのアドベンチャーな峠を攻略してください。
牧馬峠(魔境)
牧馬峠(まきめとおげ)は橋本駅まで輪行でいき、相模原市の道志みちの途中から行くことができます。峠の難易度的には初級クラスですが、なんといっても現地人やサイクリスト誰にも会わないです。何かトラブルがあっても自力で歩いて降りてくるしかありません。熊はかなり高確率で出そうです。
安全に楽しくヒルクライムを楽しみましょう
ヒルクライムは峠ごとにいろんなストーリーを作ってくれてとてもロマンがあります。まずは安全に気をつけて準備をすればあとは山に挑戦するだけです。
ヒルクライムやロングライドを最大限に楽しむにはスマホアプリのSTRAVA(ストラーバ)に連動できるサイクルコンピューターを買いましょう。登っている斜度が何%か見ることができたり、ナビにもなるので迷いません。
おすすめはWahooのElemnt boltです。
まずは楽しみましょう。
ぜひ皆さんもお近くの峠に挑戦してみてください。
峠の情報や感想などお気軽にコメントお待ちしております!
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